きわめてシンプルな構成
簡単な操作で低レベル放射能のスクリーニングが可能
食品中の放射性セシウムスクリーニング法の有効性確認ソフト
Ｑ1. 毎日多種多様のサンプルを連続的に出来るだけ早く測定する必要がありますが、どちらの装置が適切ですか?
A1. 圧倒的多数のサンプルを精密、迅速に監視でき、時間対価格において有効なOSK 72HT101でしたら、ノイズも少ないので、短時間（例：60分バックグラウンド、10分測定、オプション遮蔽使用によるバックグラウンド計数率1.5cps）で食品中の放射性セシウムスクリーニング法に従った（検出限界25Bq/kg）測定が可能です。なお、測定場所のバックグラウンド計数率の状況によって、測定に必要な時間は増減いたします。
Q2. 放射性セシウムのみの測定は行えますか？
A2. セシウム134,137等の核種分別が出来るOSK 72HT103でしたら、他の放射能のエネルギーを除外した校正が可能なマルチチャンネルアナライザーを備えておりますので、可能です。
Q3. カリウム40の影響はどの程度ですか？
A3. OSK 72HT101は総ガンマ値のため、γ線を出すカリウム40の影響が結果に現れますが、ゲルマニウム酸ビスマスシンチレータを採用しているため、NaIシンチレータを使用したベクレルモニターのカリウム40と比べ誤差が低く、放射性セシウムを数値をより正確に検出します。
Q4. バックグラウンドの影響を心配しているのですが、遮蔽の厚さは十分ですか？
A4. オプションの遮蔽シールドは、13分割が出来るので、携帯性を確保しつつ、25mmの厚さがあり、高い遮蔽性能を発揮致します。
他社の多くは一体型で100kgから200kgあり可搬性が劣りますが、弊社の遮蔽板１枚あたりの重量は約12kgに抑えています。
オプションで遮蔽シールドを使用することで、バックグラウンドを大幅にカットし、標準遮蔽の使用時より、１回の測定時間を短くする事も可能です。
Q5. BGOシンチレータとは何ですか？
A5. BGO(ゲルマニウム酸ビスマス)シンチレーター（センサー）は感度がNaIの3.5倍で、先進医療の癌検査機器のPETの内部に採用されている、体内への影響を量る精密医療機器にも使用されるほど安定性があり、信頼されているシンチレータです。
測定対象の放射エネルギーをよりシャープに検出し、ノイズが低い特性があります。
Q6. 製造はどこで行っているのですか？
A6. メーカーのGammasonics社はオーストラリアのシドニーに所在するの医療、放射線機器専門メーカーです。
ウラン鉱山での被爆治療や、先進放射線治療測定器など、世界的に多くの実績を有する業界のパイオニアです。
Q7. 製品の品質保証や校正はどのように行われていますか？
A7. すべて製品はオーストラリア原子力委員会に認定された放射線測定器専用の放射線源による校正施設（証明書授与）にて 厳密な放射エネルギーによる装置のハードウェア校正が常時行われ、さらに検出器の体積線源における ソフトウェア校正を重ねせた上で、証明書とともに出荷されます。
アフターサービスも、国際的工業規格であるISO9001に加え、独立したの品質保証システムによって多様な現場のニーズに応える体勢を持ちます。
Q8. 納入実積はどれくらいあるのですか？
A8. 主な納入実績業界： 食品加工メーカー、給食センター、食材販売会社、食肉卸、農業生産法人、酪農獣医院、香料メーカー、分析センター、大手建設会社
| 核種分別無 | 核種分別可 | |
|---|---|---|
| モデル | OSK 72HT101 | OSK 72HT103 |
| 精度 | フルレンジ表示の10% | フルレンジ表示の10% |
| 検出限界 | 10Bq/L~ | 10Bq/L~ |
| 検出限界単位 | 1Bq/L | 1Bq/L |
| シンチレーター | BGO（ゲルマニウム酸ビスマス） | NaI（ヨウ化ナトリウム） |
| 測定時間 | 1分～任意設定可能 | 1分～任意設定可能 |
| 本体重量(kg) | 11.5（+ノートPC) | 11.5（+ノートPC) |
| 総重量(kg) | 遮蔽鉛一体型72HT101 15 | 分離型OSK72HT103 15 |
| 本体遮蔽厚さ(cm) | 1.5（蓋は2.5) | 1.5（蓋は2.5) |
| 追加遮蔽厚さ(cm) | 2.5（オプション: 60万円）、重量125kg 2.5（オプション: 60万円） | |
| 核種分別機能 | なし | 有り、4096チャンネル |
